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“お箏とピアノin Gala”終了報告♪

箏とピアノ。東洋と西洋、それぞれを代表するような楽器の融合。さて、どんな響きになるのだろうかとワクワクしながら会場入り。

会場で出迎えてくれたのは、ベーゼンドルファーModel225とその横に凛と佇む4面の箏。 大小さまざま、弦の数も異なる箏を一度にこんなまじまじと見られるなんて、それだけでも贅沢な気分♪


第1部は、箏とピアノのために書かれた曲がメインのプログラム。

箏とピアノ。弦を発音体とする両者はやはり親和性が高く、溶け合ったりサッと離れてそれぞれの光を放ち合ったり様々な表情を見せながら終始とても心地よい響きを奏でる。

自然を題材とした選曲が多く、サロンに居ながらにして風光明媚な遠くのどこかへ連れて行ってくれたような感覚になり、心身がすーっとリラックスしていくことがよくわかる。これぞ音楽の持つ力。


プログラムの中で個人的に注目していたのが、箏で奏でるピアソラの名曲。17弦を用いて太く味わい深い音色での演奏。

よく耳にする名曲たちも、弦楽器や管楽器と違い音の伸びがあまり無く、弦を弾くため発音がよりクリアになる箏での演奏は、まるでこの曲に付けた歌詞や詩を語りかけるかのようで、とても新鮮。新しい切り口でのピアソラの愉しみ方を教えてくれた。


アンコールは曲ではなく、箏についての解説を、というのも良かった。材質、形、重さ、楽譜…箏者だからこそ教えられる裏側まで丁寧に解説。洋楽器の方が馴染み深いので、知らないことだらけ。とても興味深く拝聴した。

約1時間のコンサートは、箏の魅力を十二分に感じさせてくれ、ピアノとの癒やしの響きに心が満たされた時間となった。 (文責:M)


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